買える人と買えない人、最終判断はあなたしかできない

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これまで物件の判断を購入するための絶対知っておきたいルールを3つ紹介してきました。



今回は4つめ。
物件の判断を購入するための絶対知っておきたいルールその4
「買える人と買えない人、最終判断はあなたしかできない」


物件回遊族になるのは得策ではない


不動産事業をしていると「ずっと家を探している回遊客」に出会います。

[回遊客とは...?]
地域の不動産業者をたくさん回っていて、物件を探してたくさんの物件を見に行っているものの、購入できないお客様。同業者の中でも、「あー、〇〇さんね。この間うちにも来たよ」などと、有名になっていたりする場合もあります。

回遊客になってしまうと
業者も時間の無駄と感じてしまい、本気で対応しなくなったりするもので得策とはいえません。


では回遊客になってしますのはなぜか。
理由は大きく2つあります。

理由①
 購入する準備ができていないのに、物件ばかり見に行っている

理由②
 決断できなくなっている、または決断できない
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物件回遊族になる2つの理由


理由①はどちらかというと不動産業者の問題でもあります。

購入の準備をさせずに物件ばかり見せているケースが多く、いい物件が出ても「本当に自分の予算に合っているか?」「この物件を買って失敗しないか?」という疑問を解決する情報を提供していないからです。そのためお客様も決断できない状態になってるパターン

このパターンに陥った場合は
将来を見越してしっかりと資金契約の打ち合わせをしたり、購入のための勉強をしてもらうと将来の不安が軽減され、決断しやすくなります。

また地域のすべての物件を見せたり、過去の事例を知ってもらうことで、相場観を持ち始めるので、価格が適正かという不安も和らぎます。

勉強して不安がなくなった状態で、物件案内をすることで、素早く購入決断していい物件を確保することができます。


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理由②はお客側に理由があることがほとんどです。

・周囲に相談すると「(購入を)やめておいたら」と言われやめてしまう

・現実にはあり得ない「夢物件」をずっと追いかけている

・希望のライフスタイルが定まっていない、または夫婦間(親子間)で話し合いができていない

「決断できなくなっている、または決断できない」3つの理由


決断できなくなっている、または決断できないのには3つの理由があります。

1.周囲に相談すると「(購入を)やめておいたら」と言われやめてしまう

2.現実にはあり得ない「夢物件」をずっと追いかけている

3.希望のライフスタイルが定まっていない、または夫婦間(親子間)で話し合いができていない

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まずはひとつめ。
「高い買い物だから、まわりに相談する」
もちろん相談することは悪いことではありません、ここで気をつけたいのが「相談する方の条件」

相談相手は
あなたと同じ物件や情報をみながら一緒に探していますか?
あなた以上の情報を持っていますか?
あなたの年収や自己資金、将来の資金計画まですべて相談していますか?

全ての条件をクリアするのは「不動産営業担当者」です。
条件をクリアしない方からのアドバイスで決断するより、不動産営業担当と話をするのが最適ということです

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続いてふたつめ
「夢物件をずっと追いかけてしまう」には2パターンあります

まずひとつが
物件も見ていないし、周辺物件や成約事例も具体的に知らないけど「高い!もっといい物件あるよ。やめておきな」なんてケースです。実際に結構多いパターンです

自分は気に入っていて、いざ購入の決断をしようとした時に、こう言われて「やっぱりもうちょっと探そう...」となってしまうケースです

資金を多く援助してくれる場合は、意見に耳を傾けることも必要ですが、それ以外は物件も見ていないのに「それは買いなさい」という人はいないと考えておくのがおすすめです。

もうひとつの注意パターンは
「学校区があっている」「駅から徒歩〇分」「絶対に〇〇エリアしか嫌」という希望に合っているが、予算的にはない物件を探しているパターン。

まさに「夢物件探し」となってしまっています。

[夢物件探しにならないために]
過去の成約事例を5年分見せてもらい、その希望に当てはまる物件がなければ(あるいは理由ありの1割程度しかない場合)、今から5年待っても出てこない「夢物件」だと、現実を知ることも大事です。


では予算に合う希望物件がない場合は、どのように選択したらいいのか。

選択肢は2つ
①予算をあげる ②物件条件を緩和する

希望にこだわるならば前者、予算を守るならば後者になります。①であれば例えば親に援助をお願いする、②であれば最寄駅をひとつずらす、駅から少し離れるなどです。

もうひとつこんな方法も...
過去に予算と希望が合っている物件例が多くある場合は、そこに的を絞って準備して待つ、そして出たらすぐに押さえるという方法もありです◎

不動産の基本は「ある物件から選ぶ」です。なにを重視するのか、希望のライフスタイルはなにか、1組1組異なります。夫婦間や親子間で話し合いを行い、決断していきましょう。

次回は
住むだけでなく資産として物件をみるのお話