物件回遊族はなぜ生まれるのか?

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こんにちは! MIMAの畑本です。

前回の記事では、「物件回遊族」になってしまうのは、実際には在り得ない「幻の良物件」を追い求める心理があるから…、というお話をご紹介しました。

では、なぜ物件回遊族と呼ばれるお客さまは「幻の良物件」を追い求めてしまうのでしょうか?

今回はその原因について、詳しくご紹介していきます。

ちょっとした知識が「ある」か「ない」かが大きな差に


不動産の情報は「レインズ(REINS)」というサイトで一元化されていて、どこの不動産会社からも同じ内容を見ることができます。

つまり、何社回っても得られる情報はほぼ同じ。

ですが、このことをご存じないと、「いろいろな不動産会社を回ることで、もしかしたら市場に出ていないお宝物件に巡り合えるかも!?」という妄想を抱いてしまうことになるのです。

物件を「レインズ(REINS)」に公開せず、隠そうとする業者もいるが…


あの手この手で物件を隠して、自社で独占しようとする業者も実在します。現状、そういうルール違反をしても厳しい罰則がないからです。これは日本の仕組みの問題でもあります。アメリカなどではこういうことはできませんから。そうした背景もあり、実際のところは、一社の不動産会社ですべての情報を網羅できるわけではありません。

でも、本来レインズに登録すべき物件を隠すような業者が、「信頼に足る業者」と言えるでしょうか?

いくら良い物件を隠し持っていたとしても、家という人生最大の買い物をするパートナーとしては、あまりお勧めはできません。

物件回遊族から卒業するには


「ひたすら物件を見て回り、結局決断できない」

そんなことを繰り返すのは、お客さまにとっても多大な時間と労力の無駄ですし、不動産会社からもいずれ真剣に相手にされなくなってしまいます。

では、物件回遊族から卒業するためには、一体どうすれば良いのでしょうか?

次回は、そんな「脱・物件回遊族」の方法について詳しくご紹介します。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。