正しいショールームの使い方【後編】

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こんにちは! MIMAの畑本です。

今回は「MIMA的、正しいショールームの使い方」【後編】をお届けします。

■「なんとなく」でショールームを見に行ってしまった結果……

リフォームを検討していたBさんは、とりあえず近所のショールームを見に行くことにしました。見積もりはまだ取っておらず、予算なども決まっていない状態です。

ショールームでは、「このクラスのものが見たい」という要望がなければ、たいてい一番良いランクのものから紹介されます。

Bさんも、最高ランクのバスルームやキッチンを見て、リフォームへの夢や希望で胸をいっぱいにして帰宅しました。

しかし後日、実際に具体的な予算を組み、見積もりを取って見ると 、Bさんがショールームで見た設備は、とても予算内に収まるものではありませんでした。

Bさんは、ご家族や我々リフォームスタッフとともに、今度は実際に予算に収まる範囲の設備を見に、ショールームへ。

しかし、最初に見た設備と、後から見た設備の落差が大きすぎたのでしょう。

Bさんはショールームで泣き出してしまいました。それほどにショックが大きかったのですね。

リフォームへのモチベーションもすっかり下がってしまい、楽しいはずのリフォーム計画は一転、惨めで悲しいイベントに……。

ですが、Bさんが最初に見た最高ランクの設備を実際に入れられる人など、本当に一握りです。最初からそんなランクのものを見ていなければ、Bさんがそこまでショックを受けることも、悲しい気持ちになることもなかったでしょう。

■ショールームに行くときは、目的を持って、必要なものだけ見ればOK!

Bさんの例からもお分かりいただけるように、ショールームへは、

「自分はどの程度のランクのものを見るのか?」

を、あらかじめ把握した上で行くのが得策です。

そうすれば、予算に合わないランクの商品を長々と見て時間を無駄にすることもありませんし、Bさんのように夢と現実のギャップに落ち込むこともありません。

リフォーム業者の担当者などと一緒に見に行くと、さらに良いでしょう。

このお話が、リフォーム・リノベーションをご検討のみなさまの一助となれば幸いです。